ぷてぷて◇HSP主婦の日常

1歳8ヶ月差兄妹。2児の母が、日常を綴る日記帳。好きなものはシャチとポケモンとナス

【1才7か月】熱性けいれんになった話


どうも、我が家のメインカーは青のNBOX。基本旦那が乗って洗車してってしてるんですが、CMなんかで青い車が映ると指をさして「パパ!」というようになりました。
そんな息子も車が大好き。おもちゃは車が一番長く遊んでます。かわいい。


さて、今日は1才7か月の息子が熱性けいれんになったお話。長い。

8/10 (金) 夜中に発熱

寝かしつけたのは8時半。眠るのに時間がかかる息子は結局この日9時半に眠りにつきました。
頭撫でて、布団掛けて、起きなければよし!寝かしつけ完了!と、いつも通りそうした時には気付かなかったので、この時は多分まだ平熱。
そして、私が寝ようと寝室へ入っていくと、たまたまタイミング良く起きてしまったようで座り込んできょろきょろしている。
あ~これ今から泣き出すところだったんだな、と解釈して、おいで~と横になるとぽてぽて這いながら私の横にごろん。

はい、熱~い。
体中から伝わる熱気と、首回りの異常な熱さ。今日思ったけど、熱があるときの子供って、この時期炎天下で駐車されていた車のシフトレバーより熱いですよね。
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ハンドルほど熱くはないけど、シフトレバーよりは熱い。ってくらい。いや、ちょっと言い過ぎたかもしれない。どっちでもいいんですけど。うん。


熱を測ると38.7℃。この時確か、12時半くらい。日付が変わっていたと思います。
あぁ、お熱だわ~と思って、おむつ替えて麦茶と保冷剤を枕元へ。麦茶は飲んでくれないし、保冷剤も嫌がるので寝付いてから首から背中、膝の裏に当てておきました。
そして、隣で寝転びながら小児科検索。次の日が祝日だったのでダメ元で調べていましたが、案の定近くでやってるところはなく、最悪小児救急だな。と思いながら眠りました。


8/11(土)朝。
いつも通り7時頃目を覚ますと、昨夜同様体はあつあつ。熱は38.3℃
でも朝からご飯も食べてたくさん飲んで、お喋りもして、おしっこもよく出ました。
元気で遊んでいるうちは大丈夫かな、と判断して家の中で遊ばせてました。

お正月に初めて39℃まで熱が上がってしまった時に、私も旦那も慌てて小児救急に駆け込んでしまった事があるんですけど、発熱以外症状無しの息子よりよっぽど辛そうにぐったりしてる子ばかりで、なんというか申し訳ないやら、感染症が怖いやらで、あんまり慌てる事なかったな~と思った経験があるんですよね。
今回も発熱だけで済めばいいんだけどなぁと思い、しばらくは様子を見る事にしました。

普段と違うのは、いつもより細切れでよく眠ること。眠る前にマグを抱えながらよく飲むこと。あまり動き回らず大人しく座って、積み木やお絵かきでよく遊んでいたこと。くらい。



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お役御免で片付けられたリッチェルのピカチュウマグ再び登場。寝ながら飲めるストローマグってやっぱり便利だった。ありがとう。あ、蓋は見つかりました。


あと、「ハウルの動く城」の録画を一緒に見ていたんですけど、マルクルってハウルさんちの小さい男の子いるじゃないですか。あの、興行収入王(神木隆之介)が声優してる男の子ね。
彼が来客時にマント被って爺さんになるシーンあるじゃないですか。
「待たれぃ」ってやつ。
あの髭がボッサーって生えるシーンで引く程笑っていたこと。旦那が何回も真似して何回も笑ってた。何が面白いのかは全然わからなかった。

まぁ、そんな感じでとにかく元気。
お昼ご飯もいつもよりは少なめですがちゃんと食べれて、飲み物に関してはいつもの倍以上飲んでいたしおしっこも普段よりよく出ていて脱水の心配はありませんでした。

私はとりあえず旦那に看ててもらって、果物ヨーグルトアクアライト野菜ジュレなど、イケそうなものをしこたま買ってきました。


夕方過ぎに40℃越える

この日2回目のお昼寝を終えて、起きてきた息子。16時くらいだったかなと思います。さっきより明らかに熱いな~って事でまた熱を測ってみると、40.5℃。
40℃を越えたのは初めてのことで、ちょっと不安を抱えつつ、#8000(小児救急電話相談)に電話。

・昨日の夜から熱があること
・水分は取れていて、おしっこも出ていること
・40℃をこえてから、元気が無くなっているように見えること
・家に解熱剤はないこと
・時々ビクッと身体が震えて、それに驚いて泣いてしまうこと
・保冷剤を嫌がって無理に冷やそうとすると泣いてしまうこと

これらを伝えると、

・夕方から夜にかけては代謝が上がるので、熱は上がる
・発熱は体が戦っている証拠。泣いて眠れない、などなければ解熱剤も必要ない
・水分が取れているならそれほど心配はない
・身体が震えるのは悪寒を感じている可能性が高い
・泣く程いやがるなら無理に保冷剤は当てない。エアコンで部屋自体を涼しく
・熱の高さではなく本人の様子で判断(顔色が悪い。呼びかけても反応がない。泣けない程ぐったりしている)

ということでした。

普段は、多動を疑う程元気に駆け回っている息子。それに比べると元気はないけど、楽しくお絵かきしながら遊べてたので、大丈夫だろうと判断しました。
んー、今振り返ってみるとこの時に小児救急行くべきだったかな、とも思います。解熱剤貰って入れてあげればよかったのかなぁ~。


それから徐々にぐずり出して、立って抱っこしていないと泣いてしまう感じになっていきました。
目をこすり出したので眠いんだろうなと思って、旦那に寝かしつけを頼んで、私は夕飯の支度を。
間取り的にキッチンで作業していても、寝室で泣いている声が聞こえて来るんですが、なかなか寝られない様子。
「代わろうか?」と1度顔を出しましたが、アクアライト飲みながらぐずぐずしてるだけで、旦那も大丈夫と言うので任せて、息子が好きな人参の煮物を仕込む私。確かこの頃、17時前後。

食べてくれたらラッキーと思いながら、グツグツしていたところ、


ぐったり、からの痙攣


「しまちゃん!ちょっと病院行った方がいいかも!」


と、ちょっと泣きそうな旦那の声に慌てて寝室へ。
仰向けに眠っている息子は、眠っているというよりぐったりしている感じ。うん、これは病院。

産まれた頃からあちこちで言われた事、「ぐったりしていたらすぐ病院
この「ぐったり」とは、眠っているとどう違うのか。実際目の当たりにして判断出来るのか、ずっと疑問で不安でいたんですけど、出来ました。
明らかに眠い、眠っているとは違う。なんというか、身体の力の抜け具合とか息の荒さなど、とにかく普段と違う。
わかるのかな…?って不安なお母さんいると思いますけど、大丈夫、きっと分かります。


私は息子の保険証やら何やらを準備しようとリビングへ向かってすぐ、


「しまちゃん!救急車の方がいいよこれ!?痙攣してる!!


もはや泣いてる旦那。
痙攣、という言葉にドキッとしながらも、落ち着け、と、大丈夫を心の中で唱えながら、どうしたらいいかを整理。


・嘔吐物を飲み込まないように横向きに寝かせる。
・痙攣中は身体を揺らさない。
痙攣の時間を測る

5分以内の痙攣なら大丈夫、落ち着いて。



これら、Twitterの育児垢で得た知識が私を落ち着かせてくれました。本当にありがとう育児垢。




まあ、全然時間なんか測っていられなかったわけですけども(落ち着かせてくれた、とは。)


旦那に呼ばれて私が見に行った時にはほとんど止まっていたので、多分30秒~1分弱ってくらいでした。でも、一部始終を見ていた旦那は相当長く感じたんだろうな。

私が少しだけホッとしていた中、慌てふためいていたのは旦那。
「ねえ?!救急車呼ぶね!?すぐ来てくれるよね!?えっと、どうしたらいい?!何番??え、救急車ってどうやったら来るんだっけ!?!?」

落ち着け。

Twitter育児垢で得た知識は旦那にも共有してましたが、この慌てよう。これが余計に、私を冷静にしてくれたのかもしれません。夫婦揃ってあわあわじゃ困りますもんね。

「落ち着いて、大丈夫だから。119だよ。大丈夫だから。」

旦那が震える手で電話をかけてくれたので、側にいてくれるように頼んで急いで支度を。


えっと、入院になるかもしれんよな。おむつとか着替えとか入ってる鞄に財布保険証とか、えっと鞄かばん、どこに置いたっけあったあったあそこにおいてある、よいしょ!



ドンガラガラガッシャーン(リュックの紐がコードに引っかかってパソコンのモニターが崩れ落ちる音)



「大丈夫ですよ~、落ち着いてください~」(スピーカーから聞こえる救急隊員の声)


冷静にしてくれた、とは?



いやね、もう全然無理!ほんと無理ですこれ。
旦那に比べたら私の方がまだ落ち着いていたとは思うけど、いつもと同じところに置いておいたリュックが、なぜこんな時に限ってパソコンのコードと絡まっていたのか全くわからないもん。意味がわからない。

もうね、私は医療系にまったく関わってこなかった人間なので、人の唇があんなに紫になっていく様や、人が口から泡を吹いているところを初めて見たわけです。
それが自分の息子。1才の息子。さっきまでニコニコ元気に笑って一緒にお絵かきしてた息子。私にペンを渡して「ここ!」って画用紙を指差して塗って!ってアピールしてくるから、一緒に「ぬりぬり~上手だね~」ってしてた息子。宝。


いや無理無理。落ち着けない無理。


無事に救急車呼び終えて、支度も整ったあたりで息子の唇の色も戻って、なんというか、変な力の抜け方も治まったように見て取れたのでやっと冷静になれたかな、って感じです。
手を握って、救急車を待ちました。


いや~、しっかりしないといけないですね。もう少し落ち着いて対応できるよう精進します。


で、10分かからないくらいで救急車が来てくれて病院へ。
近くの病院に小児科の先生が居てくれてたので助かりました。車で15分くらい。


先生に細かい当時の様子など話して、点滴と採血をしてもらいました。

2時間くらい点滴をしてもらってる途中で、点滴を刺された時に汗だくになって泣いた息子は疲れて眠りました。



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直前までお気に入りの紫で脚も手の平も服もぬりぬりしてたためこの有様。楽しく遊んでたのにね。



採血の結果も異常な数値のものは見つからなかったので、点滴が終わったら帰ってもらって大丈夫ですよ、と。

熱性けいれんについてですが、


・熱性けいれんを起こす事による発達への弊害はない。
・一度起こすと繰り返す事があるが、5分以内に止まってその後様子がおかしいことがなければ問題ない。
・1才から5才くらいまでで、その後はなくなっていく。

という感じみたいです。
途中で息子も起きて、元気におしゃべりしてくれるようになりました。点滴ってすげえ。いや~安心。
そこからは点滴が終わるまで、ベッドから降りて今にも歩き出してしまいそうな息子を押さえておくのが大変でした。
無事に終わって、外してもらう時にまた少し泣いて、受付のアンパンマンにバイバイしました。元気になって良かったよ~~~!!

最後に痙攣止めの座薬をもらって帰宅。
ここの先生も、解熱剤は必要ないよってくれませんでしたけど、そういうもんなのかな?


帰りの車の中で眠って、そのままベッドに無事着地。
朝、熱は36℃まで下がって元気に駆け回る日々に戻りました。良かった良かった。

けいれんって、実際目の当たりにするとものすごく焦りますけど、私はTwitterやブログなんかで他に経験されている方の話をいくつか拝見できたので、その分旦那よりはちょっとだけ落ち着けていたのかなと思います。
身近に熱性けいれんの経験者はいなかったので、本当時代に助けられたなって感じてます。
経験談聞いてなかったら本気で無理だった。救急車呼ぶ前に絶対泣きながら息子を揺さぶってたと思うし、死んじゃうって思ったと思う。

お世話になります、ありがとう。
誰かの体験談って、一番の情報源だと思ってます。実際経験してみないとわからない事だらけの世の中で、こんなにたくさんの経験談が聞けるネット社会、助かってます。

ではでは、また書きます~!